ちょっと待って。

その買い溜めって本当に必要?



今日も花粉にてんてこまいですが生きています、だめな大人です。



3月11日に東北地方を襲った未曾有の災害、東日本大地震から10日間が経過しました。
まだまだ予断を許さない状態ではありますが、
被災地の方々が安心して暮らせる日が一日でも早く戻ってきますよう願っています。



東日本大地震から4日経過した3月15日、静岡県にも直下型の地震が起こりました。
東部にて震度6強地震でした。
わたしの住んでいる場所は幸いにも西部なので震度3程の揺れで済んだのですが、
TVで告知される緊急地震速報と携帯電話から発信される地震アラームが鳴り響く緊迫した状況には恐怖を感じました。
揺れ自体はすぐにおさまったのですが、やっぱりその日の夜はなかなか寝付けなかったです。



普段はあまりTVを見ない生活なのですが、
ここ最近の状況を知るにはやはりニュース番組が一番手っ取り早いだろうということで、
にわか視聴者になっていますがあんまりよろしくない情報も耳に入ります。


その中でも気になったのがやみくもに買い溜めに走る行為をする人達のことです。


もう1箱、もう1袋、もう1パックと手を伸ばすのを止めませんか。
皆が買い込んでいるから私も、俺もと便乗する前に一度考えましょうよ。
店の棚に品物が並ばない状況に不安を感じるのも分かりますが、
その不安を作り出しているのも自分達の行為の結果だということに気づいてほしい。


わたしの住む地域の防災訓練は他県から比べると本格的で厳しいと聞きました。
幼稚園から高校までの間は強制参加で行われます。
地震発生から起こる火災発生まで一連の流れとしての避難訓練ですが、
軍隊のような統率感、規律の正しさ、敏捷性を求められる内容でした。
地震発生のアナウンスで机の下に潜って待機するのは当たり前で、
その後学年クラス毎にグラウンドへ避難開始し整列点呼まで2分以上かかると真剣に怒られます。
ストップウォッチを持って先生が避難時間を計測してますからね(´・ω・`)


火災発生から2分以内に退避できないと煙に巻かれて死にますよと。


幼稚園児代から2分以内退避を叩き込まれているわたしが思うに、今起こっている買い溜め現象。



そんなに買い込んでも
2分以内に持ち出して避難出来ない
でしょう?と。



地震の後のことを考えての買い溜めかもしれませんが、
地震の後は火災あるいは津波の可能性もあるんです。
せっかく買い溜めても燃えちゃったり流されちゃったりしたら意味がないんじゃないのかな。
それなら必要最低限のストックだけに押さえ、
絶対的に物資が不足している被災地へ回し一日も早い復旧を応援した方が
結果的に自分の生活にも安定が戻ってくるんじゃないだろうか。


と、防災意識が他よりほんのり高いと言われている静岡県民のわたしは思うのです(´・ω・`)


お家の方が過度に買い溜めをしているのを見かけたら、ほんのちょっとでいいので止めてあげてください。
持って逃げられる分だけにしようよって。
少し買い溜めを押さえるだけでも、その行為は災害募金に並ぶ被災地への応援になると思います。



水、レトルト食品、電池が品薄になるのは何となく分かるけど、
トイレットペーパーとか箱ティッシュがなくなるのってオイルショック世代が買い込んでいるんですかね(´・ω・`)